安中宿 その18
杉並木が終わると、少し離れて「天然記念物安中原市杉並木」の石標。
石標の並びの一区住民センターから歩道がなくなり、道が狭くなります。
そういえば、安中総合学園高校交差点の手前、新島襄旧宅入口近くの安中消防署付近から歩道が広くなっていた。
はっ!Σ(゚д゚lll)
安中原市の杉並木って、昔は安中消防署から一区住民センターまであったんだね!
消防署の向かいにも石標があるので、写真に撮っておけばヨカッタ。(>_<)
安中原市の杉並木の杉の数は、天保15年(1844)に732本、昭和7年(1932)では321本。
昭和8年(1933)に国の天然記念物に指定されたものの、枯死のために杉が激減!
昭和42年(1967)安中分の並木が指定解除され、杉並木の石標だけ取り残されてしまった…。
原市分の杉も現在は十数本にまで減っています。
地図で計測すると、安中消防署~一区住民センターは約1.5kmだけど、現在の杉並木は500mにも満たない。
このまま杉は減ってしまうのか?
杉並木の行く末が心配。(>_<)
安中宿 その11
醤油醸造の蔵元有田屋。
天保3年(1832)創業の老舗で、店の向かいが市指定史跡便覧舎跡です。
有田屋の現在のご主人は7代目だけど、3代目の湯浅治郎が、
明治5年(1872)日本で最初の私設図書館「便覧舎」を設立しました。
明治11年(1878)新島襄から地元の信徒が洗礼を受けたのはこの便覧舎です。
ちなみに、治郎も新島襄よりキリスト教の洗礼を受け、
安中小学校・新島襄記念会堂などの建設に尽力しました。
後妻の初子は徳富蘇峰・蘆花兄弟の実姉です。
店内を覗いてみると、お!イートインがある!
思いがけずお八つの時間になって、しょうゆドーナツ158円をいただきます。
15分休憩。
蔵やレンガ煙突もGOOD。