ブログ 1日中、山道。

旧中山道を歩いています。

松井田宿 その28

第十五中仙道踏切からの旧道は右側が開削されてスゴい崖。
今は線路に沿って真っ直ぐだけど、ホントは線路や国道の方まで蛇行していたんでしょうね。
さて、新堀一里塚から地図で計測すると、第15中仙道踏切を過ぎた辺りが横川一里塚。
しかし、『中山道分間延絵図』には横川一里塚は載っていません。
中山道って今までも一里塚がなかったり、ルートが付け替えられていたりするので、横川一里塚はもともとなかったんでしょう。

次の坂本宿の巻でも述べるけど、横川の碓氷関所が現在の場所に設置されたのは元和9年(1623)。
その前は「関長原」というところにあったらしい。
関所と街道はセットになっているので、関所が移転したということは、街道も一緒に付け替えられたんでしょう。
鴻巣宿の巻で古中山道原馬室一里塚が取り残されているように、横川地区の北側にも古中山道があると思うけど、詳しくは地元の方にお任せします。(^-^;
中山道には横川一里塚の代わりに高墓一里塚とかあったらイイね~。
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信越本線に沿う現在の中山道

あ、大宮宿の巻で氷川神社一の鳥居を過ぎた辺りが大宮一里塚跡と言ったけど、氷川神社参道が古中山道なので、一里塚は参道にあったか、神社の参道に一里塚というのは畏れおおいので、元々なかったかもしれません。
訂正します。m(_ _)m