ブログ 1日中、山道。

旧中山道を歩いています。

桶川宿 その11

名前のない交差点に戻ると東和両替屋に市神社(いちがみしゃ)の跡があります。
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標柱によると、桶川宿では五十(ごとう)の市といって、
毎月五と十のつく日に市が開かれていたそうです。
月に6回開かれる市といえば、浦和宿と同じ六斎市だね。
その市を守る市神社が、
この名前のない交差点と旧菖蒲道(現稲荷通り)の追分に建てられていました。
へぇ〜。
後日『中山道分間延絵図』を見ると、
確かに市神社が道のど真ん中に鎮座しています。
しかし、明治9年(1876)交通の妨げになるため、
八雲神社と社号を変えて稲荷神社に移されたそうです。