ブログ 1日中、山道。

旧中山道を歩いています。

09深谷宿

深谷宿 おしまい

牧西(もくさい)の集落を抜けると左カーブに子育地蔵と石仏群があります。 旧道はしばらくするとほとんど直角に左カーブします。 その角に傍示堂集落センターがあり、2基の祠が鎮座しています。 左は八坂神社で右が古峯神社。 傍示堂って地名にもなってい…

深谷宿 その24

八幡大神社・宝珠寺を過ぎると牧西(もくさい)の立場。 壁が剥がれ落ちた長屋門や、その向かいに郵便局があるので、この付近なのかな? 十返舎一九が『諸国道中金の草鞋(わらじ)』で「もくさいといふたてば、 きれいなるちゃやあり、したくするによし」と…

深谷宿 その23

牧西(もくさい)の集落に入ると左手に八幡大神社があります。 案内板に「建久年間(1195)に児玉党の一族・牧西四郎広末が(中略) 相州鎌倉鶴岡八幡宮を奉遷して当所に祭った…」とあります。 しかし、1195年と具体的な西暦を書いているのに、「年…

深谷宿 その22

堀田の集落を抜けると今度は畑の中を進みます。 車道が右カーブするけど、 真っ直ぐ進む廃道?に「この先通り抜けできません 本庄市」の標識。 通り抜けできない方でイイのかな?と悩んでいたら、 ガードレールの足下にまた手作りの「中山道」標識。 ありが…

深谷宿 その21

滝岡橋を渡ると本庄市となり、左折して土手を進みます。 送電線の鉄塔がやたら多くて、初めて見るような高い鉄塔があります。 土手から下りると旧道に復帰して、堀田の集落。 小山川を渡ったところに堀田の立場があったので、この付近なんでしょうね。 車道…

深谷宿 その20

旧道はR17(深谷バイパス)から消滅。 田んぼの中を進み、小山川を渡ります。 元々の旧道は小山川の手前で左に折れ、 針ヶ谷排水路を渡ってから小山川を渡るんだけど、 今はムリなので、昭和3年(1928)に小山川に架けられた滝岡橋を渡る。 滝岡橋は…

深谷宿 その19

馬頭観音のある二叉に戻ります。 二叉といっても左の道が旧道で、 旧道らしく真っ直ぐなんだけど、2つめの丁字路で右折。 旧道って基本的に真っ直ぐなのに、 宿場でも城下町でもないこの場所で、唐突に右折して迷子になりそう。 しかし、民家のブロック塀に…

深谷宿 その18

K259を横切るとセンターラインがなくなって一段と旧道らしくなります。 二叉。 又の所に馬頭観音があります。 ありゃ、お目当ての神社に寄り損なっちゃった。(^_^; その前に丸屋商店屋の自販機でPET飲料を購入。 二叉手前の丁字路を曲がるはずだったの…

深谷宿 その17

岡下(おかしも)一里塚跡を過ぎると島護産泰(しまもりさんたい)神社。 社号の「島護」とは、 深谷市北部にある南西島・北西島・大塚島・内ヶ島・高島・矢島・血洗島・伊勢島など、 島の地名をもつ地域から川の氾濫から護ること。 「産泰」とは安産のこと…

深谷宿 その16

秩父に本社がある寶登山(ほどさん)神社を横目に右に旧道。 旧道がR17と分かれる手前に風張の立場がありました。 明治天皇が源勝院で休憩しているくらいなので、 この立場はあまり流行っていなかったのかな? 又の所に大きな木が立っているので一里塚の跡…

深谷宿 その15

R17にキロポストがあって、東京から80kmだって。 遠くまで来たものだ。 普済寺交差点の手前に普済寺があります。 岡部忠澄が開基らしいけど、案内板はありません。 寺号が交差点名どころか大字にもなっている寺院なのに謎。 普済寺からR17と交差するK…

深谷宿 その14

岡部北交差点の左手に「史跡 高島秋帆幽囚地入口」の石標が! 寄り道すると、畑に県指定旧跡岡部藩陣屋跡がポツン。 しかし、旧岡部町の案内板には「高島秋帆幽囚の地」となっています。 秋帆の砲術が幕府や諸藩に採用されたけど、讒言によって捕らえられ、 …

深谷宿 その13

蛇行する旧道を進んでR17に合流。 この付近から旧岡部町で、しばらく歩道歩き。 道端に「関東一の漬物名産地」ってな看板が! おらはあまり漬物を食べないので知らなかったけど、 県下一ではなくて関東一ならスゴいことです。沿道に建つ蔵を眺めながら進む…

深谷宿 その12

宿根交差点でR17を横断すると宿根総鎮守の瀧宮神社があります。 祭の準備のようで、足場を組んで提灯台を設置しています。 鳥居の横に屋根付きのベンチがあるので、 ちょっと時間が早いけど、 糸屋製菓店屋で買った翁最中とあんドーナツをお八つに20分休…

深谷宿 その11

次の立ち寄り場所は清心寺。 旧深谷宿常夜燈の向かいの路地を進むんだと思ったら行き止まり…ガクッ。 気を取り直して県道を進むと、丁字路に清心寺の標柱があります。 さっそく墓地に向かうものの、またもお目当ての場所が分からない。(>_ あきらめて帰ろう…

深谷宿 その10

いよいよ深谷宿の西のはずれとなり、市指定文化財旧深谷宿常夜燈。 これで深谷宿はおしまいだけど、レトロな街並みが堪能できました。\(^-^)/ ここがてっしーの浮世絵ポイント@深谷宿の上方常夜燈で、高さ4mもあります。 おらの浮世絵ポイント@深谷宿は…

深谷宿 その09

深谷宿は煉瓦造りの建物が目立つけど、 格子戸のある坂本家住宅が宿場らしくてイイ感じ。 宿場らしいといっても、宿場の家並みはフツー間口が狭いものだけど、 こちらは以前質屋を経営していたそうで、間口が広い。 建物は明治のはじめに建てられたものです…

深谷宿 その08

出発する前に菊寿童が休みでお八つを買えなかったけど、 その代わりに?明治41年(1908)創業の糸屋製菓店(深谷町8-5)屋で 翁最中とあんドーナツを購入。 趣のある店舗は昭和3年(1928)に建てられたものです。 店内のレイアウトは昔のままのよ…

深谷宿 その07

飯島印刷所屋に案内板。 飯島本陣の跡。 宝暦2年(1752)より田中家から本陣職を引き継ぎ、 明治3年(1870)まで6代に渡って本陣職を務めました。 上段の間&次の間が残っています。雰囲気のイイ蔵と格子戸のある日本家屋に深谷シネマの幟がパタ…

深谷宿 その06

スタート前の寄り道に満足して仲町交差点。 交差点の角にある深谷市道路元標を横目に9:45出発。 車の交通量は多いけど歩道はありません。右手の路地に3階建ての蔵が! 1階が煉瓦だけど、2〜3階がトタンなので惜しい。 土壁だったら指定文化財になっ…

深谷宿 その05

深谷城跡に隣接する富士浅間神社は深谷城内に鎮守として祀られた五社の1つ。 永享12年(1440)に勧請されました。 明治以前は智形神社と呼ばれたそうだけど、 「ちかた」といえば、熊谷宿に退治した熊の血が流れてきたので、 千形(血形)神社と名付…

深谷宿 その04

城址公園入口交差点にたどり着くと、何故か?笛を吹く武者像が建っています。 深谷市制40周年記念にこの深谷城大手口に建てたそうですもの。 誰がモデルなの? 北上すると深谷城址公園があります。 国済寺に墓があった深谷上杉氏の祖:上杉憲英の曾孫: 上…

深谷宿 その03

出発の前に、前回寄れなかった場所に寄り道です。 出発地点の仲町交差点を北上して、十字路を右折…なんだけど、 ちょっとその前に、さらに寄り道で左折。(^_^; 文化8年(1811)創業の老舗菊寿童があるんだけど、げ!臨時休業だって! こちらで酒まん…

深谷宿 その02

深谷駅舎のモデルになった東京駅に煉瓦を供給した煉瓦工場は日本煉瓦製造で、 深谷市血洗島出身の渋沢栄一が中心となって設立されました。 “日本資本主義の父”と呼ばれるだけに、 深谷駅ホームにデッカく「渋沢栄一生誕の地」とあります。 郷土の誇り。 深谷…

深谷宿 その01

中山道歩きの6日目。 深谷駅に到着。 やっぱり気になるのはレトロな駅舎で、関東の駅百選に選定されています。 東京駅に深谷産の煉瓦が使用されているということで、 平成8年(1996)東京駅を模して改築されました。 戸塚駅は駅舎が貧弱なのでうらやま…