松井田宿 その18
五料の茶屋本陣お西。
あれ?『中山道分間延絵図』の解説篇に載っている「上州櫓」と呼ばれる高窓がない!
受付で尋ねると、高窓は明治時代に盛んだった養蚕のための換気用の窓で、お西もお東も養蚕をしていたので以前は高窓があったけど、天保期に再建された当時の様式に復元修理したので、高窓はなくなりました。
ただし、お西は明治11年(1878)明治天皇の北陸東海行幸の際に小休所となり、その時に改修した部分はそのまま残されています。
玄関を入るとすぐ風呂。
おらは普段風呂先なので、「玄関開けたら2秒でおフロ」なんて理想的だね♪
上段の間や2階を見学します。
庭園がキレイ。
正面に妙義山が見えてなかなかの景色。
お殿さまも明治天皇もこの風景を眺めながらお茶を飲んだんだね~。
松井田宿 その17
右手の路地に高札場跡の案内板。
その先のお東踏切を渡ると五料の茶屋本陣があります。
茶屋本陣があるということは、五料は間の宿なんだね。
お!旅人の集団が間近に迫ってる。
混雑するので早く入らなくちゃ。
受付のあるお西へGO!
五料の茶屋本陣は敷地内に2軒あり、どちらも中島家で、本家がお西・分家がお東と呼ばれています。
お西は代々名主を務めていましたが、天保7年(1836)から明治5年(1872)までは、お西・お東が1年交代で名主を務めました。
現在の建物は、両家とも文化3年(1806)の大火で焼失し、その年に再建されたものです。
寄贈された年代が違うためなのか?お西・お東それぞれが県指定史跡となっています。
(五料の茶屋本陣お西)