ブログ 1日中、山道。

旧中山道を歩いています。

松井田宿 その19

五料の茶屋本陣はお西に続いてお東。
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お東は明治天皇の小休所にならなかった分、お西よりも江戸時代の様式を残しています。
2階が出っ張っている出し梁だったり、馬屋があったり、天井が竹床だったり、お西とビミョ~に違います。
しかし、お東も玄関開けたら2秒でおフロ
明治天皇が休まなかっただけで、ちゃんと上段の間もあります。
こちらは縁側の景色がイイよ~。

松井田宿 その18

五料の茶屋本陣お西。
あれ?『中山道分間延絵図』の解説篇に載っている「上州櫓」と呼ばれる高窓がない!
受付で尋ねると、高窓は明治時代に盛んだった養蚕のための換気用の窓で、お西もお東も養蚕をしていたので以前は高窓があったけど、天保期に再建された当時の様式に復元修理したので、高窓はなくなりました。
ただし、お西は明治11年(1878)明治天皇の北陸東海行幸の際に小休所となり、その時に改修した部分はそのまま残されています。
玄関を入るとすぐ風呂。
おらは普段風呂先なので、「玄関開けたら2秒でおフロ」なんて理想的だね♪
上段の間や2階を見学します。
庭園がキレイ。
正面に妙義山が見えてなかなかの景色。
お殿さまも明治天皇もこの風景を眺めながらお茶を飲んだんだね~。
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松井田宿 その17

右手の路地に高札場跡の案内板。
その先のお東踏切を渡ると五料の茶屋本陣があります。
茶屋本陣があるということは、五料は間の宿なんだね。
お!旅人の集団が間近に迫ってる。
混雑するので早く入らなくちゃ。
受付のあるお西へGO!

五料の茶屋本陣は敷地内に2軒あり、どちらも中島家で、本家がお西・分家がお東と呼ばれています。
お西は代々名主を務めていましたが、天保7年(1836)から明治5年(1872)までは、お西・お東が1年交代で名主を務めました。
現在の建物は、両家とも文化3年(1806)の大火で焼失し、その年に再建されたものです。
寄贈された年代が違うためなのか?お西・お東それぞれが県指定史跡となっています。
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(五料の茶屋本陣お西)

松井田宿 その16

迂回路を進んで丁字路を左折すると、製糸踏切から崖を下って上ってきた旧道と合流。
今度は国道18号で分断されます。
この先の交差点まで迂回しなくちゃいけないと思ったら、旧中山道の標識があり、ガードレールが途切れています。
う~む、これは国道を横切ってイイ!ということなのかな?
ということで、って渡るっ!
よい子は真似しないで!(^-^;
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(国道18号の向こうに旧道が)

松井田宿 その15

迂回路と平行して走る線路の先は崖で、視界が開けています。
渡る踏切が思いがけず第10中仙道踏切。
往時は崖の斜面を通行していても、信越本線が開業した明治18年(1885)には、この踏切を通る街道が中山道認識されていたんだよね?
さて、金剛寺に立ち寄る予定だったけど、道端に標識がなく、入口が分からず素通りしてしまいました。

ふと気がつくと、おらたちの後ろに旅人の集団が。
いつものことだけど、いずれ追い越されちゃうんだよね。
湘南電車が走ってきたので、みんなでパチリ。
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松井田宿 その14

製糸踏切中山道の緑の標識が立っています。
ホントの旧道を進むと3匹?の犬がものスゴい勢いで、ワン!ワン!BOW!WOW!
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あー!うるさい!
そんなにおらのこと嫌い
う~む、あまりにも騒がしくて進めません。
崖で途切れる旧道の現況を見たかったけど、喜多さんにあきらめて先に進もうと促され、後ろ髪を引かれる思いで線路と並行する旧道…ってゆーか、迂回路に戻ります。

松井田宿 その13

中山道信越本線にぶつかって線路と並行して進むけど、製糸踏切の先にホントの旧道が残っています。
喜多さんが、踏切にアプト式のレールが埋まっている!と、感激しています。
へぇ、アプト式のラックレールって初めて見たけど、ノコギリみたいな歯に車輪の歯車を噛み合わせて急勾配を走るんだね。
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へ~。

松井田宿 その12

補陀寺を出ると左に旧道。
自然石の道祖神や蔵が点在しています。
旧道らしくてイイね~。

左の茂みに新堀一里塚。
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正面から撮ると、タダの茂みにしか見えません。
近くに路地があるので回ってみると、モッコリとした塚になっています。

松井田宿 その11

宿場内では緩やかだった上り坂も、宿場を出ると坂が急になってきます。
西松井田駅前交差点を過ぎると補陀寺(ふだじ)。
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山門の扁額にあるデカい「関左法窟」は「関東一の大道場」という意味です。
山門の横には松井田城址のデカい案内板があります。
後ろの山の尾根が城跡だけど、当山も城の一角だったらしい。
境内に入ると本堂の屋根がデカい。
境内が駐車場になっているようで殺風景だけど、冬桜が咲いています。